シラチャでタンブン!

こんにちは。Sriracha-de制作スタッフの浅井です。
今日はタイ人のMさんと一緒にお寺に行ってきました!

Mさんは年に数回、亡くなったお父さんやお母さんのためにお寺に行くそうです。

 

行ったのは「สำนักสงฆ์เขาบรมพุทโธ(Borom Phuttho House of priest)」というところ。

 


仏像はありましたが、普通の家のような感じでした。
Mさんは「お寺」と言っていましたが、正確には法律上お寺(タイ語:ワット)ではありません。政府に出す書類で決まるようですが、「ワット」でないと、僧侶でない人を僧侶にする(出家させる)ことは出来ないそうです。

 

何にせよ、こちらで「タンブン」するところを見てきました!
「タンブン」とはタイの仏教で「徳を積む(善い行いをする)」ことで、出家したり、人や生き物を助けたり、托鉢の僧侶に食べ物を渡したり、ということがタンブンになります。
今回は、僧侶の方々に食べ物を持って行って喜捨する、というタンブンです。

このようなことは色々なお寺で毎日行われているそうです。
Mさんは、「他のお寺はもっと早い時間にご飯だから。ここは10時だから。」という理由でいつもこちらのお寺に来ているとのこと。早起きしたくないんでしょうね…笑
(ちなみにMさんは、さほど信心深いタイ人ではありません。)

 

10時前にお寺につき、靴を脱いで部屋に入ると、僧侶の方々が部屋の奥にこちら側を向いて座られていて、タンブンに来た方々もその前に20人ほどいらっしゃいました。観光客がいるような場所ではないので、タイ人の方ばかりです。


この日はギリギリに到着したので、僧侶の方々の前には既にたくさんの食べ物が置かれていました。


 

Mさんもおかずやデザート、白いご飯をたくさん持ってきていました。


食器があるので、そこに食べ物を移し、それをキャスター付きの板に置き、他の方が持ってきた食べ物の隣に持っていきます。

 


料理を置き終わったら、後ろの方に用意されている杯と水の入った壺のようなもののセットを一人一つ持って床に座ります。(これについては後ほど。)

Mさん達は額の前で手を合わせる→両手を床につけて頭を下げる(土下座のような感じ)を3回繰り返す、というのを素早くやっていました。
(下に写真付きでやり方を載せました)
神社でお参りをするときに手を叩いたりするのと同じ感じですね。
最初と最後にこれをやるのがマナーのようなので、私も教えてもらいやってみました。

時間になり、お経が始まり、手を合わせます。
周りの方が僧侶の方に続いてお経を復唱していたので、意味はわかりませんでしたが、なんとなくそれっぽく小さな声で言ってみました。

 

お経が終わると、僧侶の方々に食べ物が配られます。


左の方の台車から順番に、その台車の上に食べ物を置いた人が台車ごと食べ物を持ち上げて一番左に座られている僧侶の前に置き、手を合わせて離れます。
すると一番左の僧侶の前に置かれた台車は、右の方に並んでいる僧侶の方々の方に流されます。そして、流された食べ物を、僧侶の方が少しずつ取ってそれぞれの前にある壺のようなものに入れていきます。

 

板にキャスターが付いているのはこのためだったんですね!

私もMさんが持って行った料理の順番が来るのに合わせて、Mさんと前の方に行き、一緒に料理を置いて手を合わせました。

 

僧侶の方が食べ物を取り終わると、再びお経が始まります。

そして、しばらく手を合わせながらお経を聞いていると、壺のようなものの中に火がつけられました。

Mさんによると、亡くなった親族に何かを渡したい時、紙にその人の名前を書いて、渡したいものと紙を僧侶の方に渡すのだそうです。
そして集められた紙は、燃やされます。

ここで、冒頭で用意した水入りの壺を手に取ります。
そして、壺に入ったお水を杯に移します。

その後杯に入った水を火が付いていたところへ皆が入れに行きます。


 

これで終了。

壺は元の場所に戻しに行くのですが、この時に明日の人のためにお水を入れておきます。

 

僧侶の方が食べる以上に料理が持ち込まれるので、料理は余ってしまいます。
その料理がお寺のお手伝いをするボランティアの方によって、いつの間にか部屋の隅に置いてある机に並べられていました。

お皿とフォーク、スプーンも用意され、バイキング状態。バイキングのように、自分の好きなものをお皿によそっていきます。

「他人が捨てたものを喰らう」「煩悩を捨てる」というのがブッダの教えのはず…と思いつつ、テーブルいっぱいに並べられた食べ物を見ると美味しそう、どれを食べよう、と思わずにはいられませんでした…!(煩悩でいっぱいです。笑)

 

自分がとったものを食べ終わったら、最初にやったように3回のお辞儀をして手を合わせ、食器を下げて部屋を後にしました。

 

Mさんによると、こういったことをすることによって、自分についた悪いものを払ったりすることができるそうです。また、自分のためだけでなく友達や家族のためにタンブンすることもできるそう。

年末年始、日本に帰る方も多いかと思いますが、シラチャに帰ってきたら皆さんもタイ式の「タンブン」してみてはいかがでしょうか??

 

タイの宗教について少し興味が湧いたので、今度「タイの宗教」についての記事も書こうと思っています。そちらもお楽しみに!

 

 

<お寺での作法>

 



①男性は脚をこのようにし(正座から つま先立てたような形)

 

 

 

 



①女性は日本の正座、もしくは横座りをします。
(写真は、少し横に脚を出しすぎかもしれませんが。。)

 

 

 


②手を額の前で合わせ(親指が眉毛の間くらいの高さ)

 

 

 

 



③そのままの形で頭を下げ、床に手をつきます
(※写真は手が床についていないですが、土下座のような形で手をつきます)

 

 

 

 

②と③を3回繰り返します

最後は上体を起こして顔の前で手を合わせる形で終わります

 

ちなみに、タイでの正式な座り方は男女ともに横座り(正座を崩したような形)だそうです。
お寺では多くの方が横座りしてらっしゃいました。

 

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