今タイで話題の宗教組織タンマガーイ! タンマガーイ寺まとめ -1

 


(写真:バンコク/ワットプラタンマガーイ) 

みなさま、今タイではかなり話題の「タンマガーイ寺」をご存知でしょうか?

タンマガーイ寺は1977年に正式に寺院として認められた新興仏教組織です。資金力がすごく、寺院も巨大。そして資金がらみの不正で何度か報道され、教祖であるプラタマチャヨー僧には資金洗浄(マネーロンダリング)取締法違反容疑で逮捕状が出ています。

逮捕状が出てからプラタマチャヨー僧は姿を隠していて、今毎日のように新聞を賑わせているのは
「プラタマチャヨー僧の逮捕なるか」というところと、「信者と政権(軍、警察)の衝突」。

そんなプラタマチャヨー僧とタンマガーイ寺について、タイ国内の新聞やタイ仏教についての論文、タンマガーイ寺ウェブサイトなどを基にまとめてみました。

<タンマガーイ寺の特徴>

①独自の瞑想実践、華美な儀礼
最大の特徴は出家者だけでなく在家者に対しても、瞑想の諸段階を経て「涅槃」に達することを、究極の目的としていることである。この独自の瞑想法を広めていくにあたって、教団はマーケティングの手法を取り入れ、マスメディアを通した宣伝を行って、イベント化した儀礼に人を呼び込んだ。またバンコク北部のパトゥムタニー県にある施設はそれが仏教施設とはわからないほどの壮大さを誇っている。

②構成員の学歴の高さ
2000年ころに行われた調査によると、大学卒業以上の学歴を有した構成員は、比丘が六割強、教団職員が八割強、在家信徒が五割強となっている。バンコク都市部の中間層が支持基盤となっている。

③資金力
上の特徴を活かし活動資金を信者からお布施として受け取り、豊富な資金力を備えるに至る。その資金力を活かし、タイの仏教組織であるサンガ内でも発言力を強めている。

④海外布教
メディアを駆使した布教活動により国外に28か国の支部をもつ。日本にも10支部ある。

<資金問題>

 タンマガーイ寺の教えの中に輪廻(りんね)転生を信じる信者に、寄付金の割合は来世での幸運の大きさに比例すると説くものがある。そのため多額の寄付を奨励している。以下タンマガーイ寺で問題となった資金関連の事件を2016年まで時系列に取り上げる。

1980年代
寺院周辺の農民との間の土地をめぐるトラブルや、信者への寄付強要疑惑、幹部の横領などが次々と発生。

1998年末〜1999年末
資金管理上の不正が取り立たされ、のちに住職らが告訴された。ただし教理解釈の修正と住職から寺への寄進返還を理由に、検察側は2006年に起訴を取り下げている。

2010年
バンコクの信用協同組合の元理事長が信組の預金額のほとんどに当たる120億バーツ以上を横領したとされる事件で、タマチャヨーは元理事長から10億バーツ以上の「寄付」を受け取ったとされる。

2012年
タンマカーイは大僧正(※)代行ソムデートプラマハーラチャマンカラージャーン僧が住職を務めるパクナムパーシジャルーン寺に重量1トンの黄金像を送った。これにより大僧正代行とタンマガーイ寺の間に癒着があると見られるようになり、2017年の大僧正就任まで軍事政権とサンガ最高評議会が対立するようになっていった。

2016年5月
教祖のタマチャヨーに逮捕状が出る。
タマチャヨーは度重なる出頭命令を無視し、逮捕状が出てからは、姿を隠した。捜査を主導するタイ法務省特捜局(DSI)はこれまでに数回、タンマカーイ寺の家宅捜索を図ったが、数千人の信者に阻まれ境内に入れなかった。

※大僧正……サンガ(タイの仏教組織)の長。タイ語ではソムデートプラサンカラート

不正疑惑多数…タンマガーイ寺まとめ -2
(2017年以降の動向、タンマガーイ寺の歴史)



 

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