[シラチャde連載] シラチャから発信!!裏読みASEAN NEWS! 「タイランド4.0とは」③タイランド4.0とドイツの意外な関係とは! そしてシラチャには何か影響あるの?

皆さん、こんにちは。シラチャde編集部の山田です。
月曜から掲載してきた裏読みASEAN NEWS! タイランド4.0編も今日で最終回です。最終日の今日は、タイランド4.0とドイツの意外な関係についてお話出来たらと思います。

プラユット首相政権が2014年に発足してから、2006年以降停滞していた民政移管が進んでいます。
現政権は、経済政策においてこれまでのタイらしさ(タイネス)重視の産業から、IOTなどの先進技術を利用した産業、デジタル産業への転換を志向しており、既存産業の「安定」から新規産業の「成長」へとカードを切っている状況です。

また二回目でお話したタイが抱える根本的な不安を解消するためにタイ政府はタイランド4.0を打ち上げました。

そしてこの政策のきっかけが、実はドイツの政策にあったんです。

ドイツは「インダストリー4.0」という経済方針を2010年に提唱しました。
その内容は、巷でよく耳にするIOTを基幹としております。


IT産業の発展によるIOTの技術革新とドイツの得意とする重工業企業の工場を組み合わせることによりのファクトリーオートメーション(工場自動化)による労働生産性を飛躍的に上げて、これまで以上の経済成長を遂げようというものです。

一方で、タイランド4.0に目を戻してみると、「デジタル技術の活用による高成長への期待」というものが政策の背景にあります。実は、タイのデジタル事情は、携帯電話の普及率(6歳以上人口に対する比率) 2016年で80%を超え、Facebookユーザー数はなんと人口の7割 (4,700万件)となっており、世界的に見ても非常に高い水準となっています。
そのため、タイランド4.0では、タイのデジタルインフラを生かしたIT関連政策が推し進められています。

そしてなんと!!実は、この政策が私達の暮らすシラチャに大きく関わってきます。

例1) チョンブリ県で「デジタルパーク・タイランド」を開発
タイランド4.0の基幹政策であるハイテク・IT企業向けの工業団地の開発を、実は政府は東部チョンブリ県シラチャで開発を計画しているんです!!
タイ政府によるとシラチャをデジタル技術、イノベーションのハブ(拠点)に発展させることを目指す。らしいです!!

例2)「タイ・デジタル経済社会開発20カ年計画」

1生産性の向上、2 所得格差の是正、3雇用の拡大、 4産業構造の高度化、5ASEAN 経済共同体でのハブ的役割、6政府のガバナンス強化を目標としている。
この政策の中で、チョンブリには様々なインフラし投資を計画しており、
バンコクーパタヤ間の高速鉄道やレムチャバン港の拡充が計画されています。

こうした背景事情を踏まえると、シラチャにどんどん増えつつあるコンドミニアムやサービスアパートメントにも納得です。

そしてタイランド4.0は、決して短期的な計画ではありません。ロードマップによると20年後をその到達点として定めているという長期的視点に基づく経済策です。このことからも、タイ政府が懸ける思いが読み取れます。

タイに進出している日系企業の長期的な方向指針にもなりうる「タイランド4.0」、もちろんすぐにその影響を日系企業が受けるということはないでしょう。しかし、近い未来、今私達が暮らしているこのシラチャという街が今とは全く姿になっているかもしれません。またもしかしたら20年後、AI産業といえばタイ!なーんてことになっているかもしれません。長い目で見た時に確実に私達と関わっていくこの経済政策、タイランド4.0関連の政策の動向に目を向けられてはいかがでしょうか。

次回はタイランド4.0のチョンブリ県、ラヨン県、チャチュンサオ県が位置する東部の外国企業に優遇投資が決定したEEC(東部経済回廊)について書いていこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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